コンテックは、パソコン計測制御コンポーネント「PC―HELPERシリーズ」の新製品として、従来のデスクトップPC向けPCI/PCI
Expressボード(発売中)と、高い互換性を確保したUSB2・0対応デジタル入出力ユニット2種(双方向48点入出力、16点リレー接点出力)と、アナログ出力1種(16bit・4チャネル出力)=写真=を開発、10月15日から順次発売を開始する。
計測制御の分野は、装置の小型化というニーズが高まっており、システムコントローラとしてノートPCや、省スペースPCの採用が年々増加している。
同社は、こうしたニーズに応えるため、USB対応非絶縁型デジタル入出力ユニット双方向タイプ「DIO―48DX―USB」(標準価格5万4000円)、USB対応デジタル出力ユニット独立コモンリードリレー接点タイプ「RRY―16CX―USB」(5万6000円)、USB対応非絶縁型アナログ出力ユニット高精度タイプ「AO―1604LX―USB」(8万円)を発売、ラインアップの拡充を図った。
新製品は、発売中のデスクトップパソコン向けPCI/PCI
Expressボードとの互換性を重視。それぞれ対象のボード製品とコネクタ形状・信号配置を共通化、同じケーブルや端子台が使用できる。さらにソフトウェア面でもドライバレベルでハードウェアの違いを吸収、相互移行が容易に行える。
デジタル入出力双方向タイプは、応答速度200nsecの非絶縁TTLレベル入出力48点(正論理)を搭載。汎用入出力用のデバイスi8255のモード0相当で動作。ソフトウェアにより8点単位(一部の入出力については4点単位)で入出力の選択が可能。
デジタル出力独立コモンリードリレータイプは、独立コモンのリードリレー接点(1メイク接点)出力16点を搭載。独立コモンのため、1点(1コモン)単位で異なる外部電源に対応する。出力定格は、1点当たり最大2A、125V(AC)、2A、30V(DC)の大容量設計。アナログ出力高精度タイプは、高精度16bitアナログ出力、デジタル入出力(LVTTLレベル、各4点)と、カウンタ(32bit、LVTTLレベル1ch)を搭載。