三菱電機は、配電制御用途に対応して豊富な盤用制御機器をそろえている。中でもシーケンサーでは、トップメーカーとして着々と実績を伸ばしており、このほどマイクロシーケンサ「MELSEC―Fシリーズ」が、累計販売台数1000万台を突破する快挙を達成している。
一方、新製品のシーケンサー「MELSEC―Lシリーズ」は、CPUユニットにスイッチやセンサなどを接続するための入出力、位置決め、カウンタ、ロギング、ネットワーク(USB、Ethernet、CC―Link)などシーケンサシステムで必要とされる基本機能を標準装備することで、CPUユニットと電源ユニットだけの最小単位でシステム構築ができる。
しかも、ベースレス構造を採用しており、ユニット拡張時には必要なユニットを必要な分だけ接続するだけで済むため、制御盤内の省スペース化と自由度の高い設計が可能となっている。
CPUユニットの高機能タイプは、基本演算処理能力が9・5ns、プログラム容量260kステップとQシリーズと同等の高速・大容量を持ち、高コストパフォーマンスで小型の制御システムを構築できる。
(http://www.MitsubishiElectric.co.jp/melfansw
eb)