富士電機システムズ(白倉三徳社長)は、入力電源環境に応じて、常時インバータ給電方式、常時商用給電方式を自動的に切り替えできる機能を搭載した高効率UPS(無停電電源装置)「EX100シリーズ」=写真=を発売した。標準価格は11万2000~36万円。初年度1万台、2年目以降年間3万台の販売を計画。
新製品は入力電源を監視し、電源環境が安定している場合には常時商用運転方式による高効率運転(効率93%)を行い、電源環境が不安定の場合には、常時インバータ運転方式による安定運転に自動的に切り替える。
入力電源環境に応じた最適な給電モードを実現することで、高信頼性と高効率を実現した。規格は、RoHS指令、VCCIクラスB、UL、FCC等などに対応済み。容量は1kVA(自立)、1~3kVA(自立・ラック兼用)で、入出力相数・電圧は、単相100V/110V/120V。また、停復電時切り替え時間は、0ms(インバータ給電)/10ms(商用給電)。バックアップ時間は5分(定格負荷時、25℃、初期特性)。