三菱電機は、産業用ロボット「MELFAシリーズ」の新製品として、動作領域に制限のない天吊り設置タイプで高速動作の水平多関節形ロボット「RHシリーズ」=写真=2機種を発売した。標準価格は250万円。
新製品は動作領域に制限がない天吊り設置タイプのため、直径700ミリ、上下150ミリの全範囲をカバーできる。
通常の水平多関節形ロボットに比べ動作領域に制限がなく、水平方向の移動を迂回せず最短距離でカバーでき、かつ省スペースとなっている。
また、自社開発の超低慣性モーターと高剛性アームにより、サイクルタイムが従来比30%向上の0・32秒と高速で、水平面内の位置繰り返し精度も従来比2倍のプラマイス ナス0・01ミリと高精度を実現している。
さらに、生産設備の開発・生産・保守コストを削減する同社の提案しているiQ
Platformに対応することで、ロボットをシーケンサや表示器から直接操作・モニター・制御が可能で、ロボットのエラー状態、メンテナンス情報などもわかる。操作も、シーケンサ言語だけで簡単にロボット制御が可能。
ビジョンセンサーと組み合わせることで、検査作業やトラッキング作業などに最適となっている。
可搬重量は最大3キロで、動作自由度は4軸。保護等級はIP20。