IDECは、中期経営計画の重点事業であるLED照明事業の拡大に向けて、各種LED照明器具を搭載した「LEDキャラバンカー」を使った訪問活動を6日から開始した。
LEDキャラバンカーで直接顧客を訪問し、多様なLED照明器具やLED照明制御機器を身近に体感してもらうことを目的にしている。期間は今年10月から来年3月までで、300カ所を訪問する。
キャラバンカーは、トヨタ・ハイエースを改装し、「設備・工場シーン」、「オフィス、ショップシーン」とゾーニング展示を行い、オフィス街の地下駐車場や工場の駐車場、そのほか様々な顧客の駐車場で見学できる形態になっている。
また、後部の跳ね上げドアに暗幕を吊ることにより、外部光の遮断とオフィス空間を演出しており、より現実に近い形でのソリューション提案を行う。
キャラバンカーへの搭載LED照明は、設備・工場シーンが天井照明(直付けタイプ、埋込みタイプ、吊り下げタイプ)や、各機内照明、各ショーケース照明の計24点。
オフィス、ショップシーンは、天井照明(システム天井タイプ、ダウンライト、ラインタイプ)、看板照明、フラット照明、ダイクロハロゲン球、各種LED照明制御機器計12点。
同社では従来、顧客などにLED照明を実際に体験してもらうために、全館LED照明の建屋をショールームにして見学会などを行ってきた。
なお、同社ではLED事業をさらに拡大するために、これまでLEDデバイスの開発・生産・販売を行ってきた子会社の「IDECオプトデバイス」を11年2月に解散し、同社にLED照明事業を集中させることにしている。