横河電機は、産業用デジタル通信規格のFOUNDATIONフィールドバスに対応した現場指示計「FVX110」=写真=を発売した。価格は16万円から。2010年度1800台、11年度4200台、12年度5700台の販売を計画。
FOUNDATIONフィールドバスは、プラントの制御システムとフィールド機器間を従来のアナログ信号ではなく、双方向デジタル信号で接続する世界標準の産業用デジタル通信規格。
デジタル通信方式の採用によって通信できる情報量が飛躍的に増大し、プロセス量だけでなく、各フィールド機器の保全情報などもわかるようになる。
新製品は、1台で複数のフィールド機器から入力されるプロセス量が業界最多の16個を切り替え表示でき、現場指示計の導入台数を大幅に削減できる。
しかも、表示を切り替える操作部に業界で初めて回転式ノブを採用したことで、フィールド機器から入力される複数の測定値を、簡単に切り替え可能。
また、フルドットマトリクス液晶画面を採用したことで見やすく、バックライトも付いて夜間でも視認性が保たれる。
さらに、ソフトウェアダウン機能や、PID制御機能、リンクマスター機能を標準搭載するなど、従来の現場指示計にはなかった機能を有しユーザの幅広いニーズに柔軟に対応している。
主な用途は、圧力、流量、温度などのフィールド機器による測定値表示。