計測自動制御学会(SICE、曽禰寛純会長)は、10月1日付けで公益社団法人に移行した。
SICEでは、新公益法人対応準備委員会を2008年4月に設置して検討を進めてきた。
新体制での公益目的事業は、(1)研究集会、講演会及び教育・育成のための講習会等(2)調査・研究及び資料収集(3)技術者の資格認定・付与(4)啓発・普及のための体験活動等(5)表彰及びコンクールなど。これまでの半世紀に及ぶ成果を活かしつつ、来年、創立50周年を迎えることも契機として、正会員及び産業界を代表する賛助会員の本会への参画の価値を更に高めるべく、21世紀の新しい学会の姿を目指して、これらの事業を推進していく方針。SICEのカバーしている計測・制御を中心とした技術領域は、様々な分野の先端科学技術の発展に欠かせない重要な科学技術分野であり、地球温暖化やエネルギー構造の転換における課題解決に向け「グリーン・イノベーション」の施策、安心・安全で生きがいのある生活・社会の構築に向けた「ライフ・イノベーション」の施策など、新たな課題解決の現場で重要性や期待が高まっている。社会とのかかわりを強めて「SICE
Anytime
Everywhere(いつでもどこでもSICE)」として言葉に表わし活動の方向性を定めている。