自動認識システム大手の東研(春山安成社長)は22日、タイ最大の財閥CPグループのフリーウィルソリューション(FreewillSolution
Company)と合弁会社「Freewill―Tohken
Company」をタイ・バンコクに設立する。
合弁会社は資本金800万バーツ。出資比率は東研が49%、フリーウィルソリューション社が51%。タイ、ベトナムなどの市場でバーコード・2次元コードスキャナー始め自動認識機器を販売する。
東研は米国、中国にグループ会社を設立し自動認識機器、X線顕微検査装置を販売しているが、自動車・電気・電子など日系企業約5000社が進出しているタイでも今後トレーサビリティ需要が拡大すると見て合弁販売会社を設立した。
フリーウィルソリューション社(本社バンコク)は1991年設立のITシステムソリューション会社。従業員400人。製造業向けビジネスを強化している。CP(ジャルーンポーカパン)グループは中国でも知名度が高い。
東研では合弁会社設立で、CPグループ会社への販売も期待でき、アジアでのグローバル競争を有利に運べそう。