山武は、ブラジルのサンパウロ市に現地法人「アズビルブラジル」(根岸誠社長)を10月1日付けで設立し、営業を開始した。資本金は130万ブラジルレアル(約6500万円)。主な業務は計測・制御機器、システムの販売・施工・保守。
社員は10人でスタートし、初年度は2億円、3年後に20億円規模の売り上げを計画している。
ブラジルは、南米最大の工業国で、経済成長率も年率換算で5%に達するなど、産業・経済において成長が著しい。アズビルブラジルは、開設当初は工場のメンテナンスサービスを中心に活動し、順次、現地ローカル顧客向けにソリューション事業を展開していく。また、ブラジルを中心とした中南米地域におけるサービス強化、及び品質と顧客課題解決力をベースに顧客開拓を行うことが可能になる。
同社は、海外事業の強化を急ピッチで進めており、重点市場である中国、東南アジアをはじめ、今年4月にはインドにも現地法人を設立して事業を展開している。