日韓貿易で日本が約300億ドルの出超となっているため、その是正へ韓国では対日輸出促進に取り組んでいる。その一環として、韓国知識経済部主催、韓国産業技術振興院、韓国技術ベンチャー財団共催で「2010日韓技術移転商談会」が14日、東京・ロイヤルパークホテルで開かれた。電気・電子・IT、環境機器などの韓国ベンチャー企業18社が参加、来場の日本企業に優れた技術力をアピールした。
韓国の電気・電子・IT技術は近年急速に進歩している。韓国ではサムスン、LG電子など大企業がグローバル展開で注目されているが、特異な技術を持つベンチャー企業も多数育っている。
今回の商談会ではベンチャー企業が特許製品などを日本市場向けにアピールしていたが、来場の日本企業70社も一様に技術を高く評価、真剣な商談が行われていた。
電気・電子関係では、ホソン産業開発のセラミックフィルター・煤煙集塵機、インディスD&Iの配電設備用超音波診断システム、ジョウテクのe―クランプ(無被覆電線コネクター)、KDパワーのスマートエコLED照明、ザゲートテクノロジスのディスプレイドライブIC、ユミンエスティの世界初フィルム型液体感知センサーなどが注目を集めていた。
韓国技術ベンチャー財団東京事務所では「責任を持って商談会以後のビジネス継続にサポートをしていく」という。