【名古屋】パナソニック電工SUNXは、約70グラムの小型軽量ボディにコントローラ機能とデジタル表示を内蔵し、高いコストパフォーマンスを実現した「小型レーザ変位センサ
HL―G1シリーズ」=写真=を発売した。
同社の小型化技術を結集し、コントローラとデジタル表示部をセンサヘッドの中へコンパクトに集約した。これにより、変位量をデジタル表示で確認しながら設定が可能で、コントローラの施工と設置スペースが不要となった。
また、オールインワン構造にもかかわらず、本体はわずか70グラムと軽量で、スライダやロボットアームへの設置が容易。耐屈曲性に優れたケーブルを標準採用し、保護構造IP67も実現している。
ヘッドサイズが同等である同社従来機種に比べて2倍以上の分解能0・5ミクロンを実現、クラストップレベルの精度を達成している。
多彩なニーズに応える入出力端子を装備しており、3つのトランジスタ出力は、HI・GO・LOWの判定出力やアラーム出力などとして使用できる。さらにアナログ出力として電圧出力と電流出力を装備、フィードバック制御への利用も可能。入力はタイミング入力、ゼロセットやティーチングなど用途に合わせて選択できる。
通信インタフェースを装備する「高機能タイプ」は、最大16台まで接続可能。無償提供する設定・評価用ツールソフトを用いれば、パソコンで一括設定、受光量波形のモニタリングやデータバッファリングなど、分析に必要なデータを簡単に収集することが可能。
測定中心距離、測定範囲、機能などにより8機種を用意。価格は9万8000円から。毎月150台の販売を予定。