オムロンは、世界最高レベルの安全カテゴリ4/PLeに対応した、小形非接触式セーフティ・ドアスイッチ「形D40Z」=写真=を発売した。オープン価格。
液晶・半導体製造装置など危険度の高い装置は、国際安全規格ISO13849―1の安全機能の中で、最も高い安全カテゴリ4/PLeに該当し、高い安全性の確保が求められる。
従来、4/PLeレベルに対応する接触式ドアスイッチは、キーを抜き差しするなど確実な接触でガードの開閉状態を確認していたが、部品が擦れ合うことで発生するゴミなどのパーティクル(異物)により、製品の品質に影響を与える課題があった。
形D40Zは、パーティクルを発生させずに機械の状態を検知。独自のセーフティ対応電磁誘導方式を採用し、非接触ながら確実に確認ができる。
安全カテゴリ4/PLe対応、専用のコントローラと組み合わせることで、最もリスクレベルの高い危険源に対応する。
さらに、1台のコントローラに専用のセーフティコントローラ「形G9SP」、または「形G9SX―NS□」を接続することで4/PLeを維持したまま、最大30台まで接続可能。多数のドアがあるアプリケーションでも、コントローラ1台で対応する。
モニタ出力にフォトカプラを採用。PLCと接続する際、NPN/PNPどちらの極性でもリレーを中継することなく接続可能。PLCによる安全監視が、簡単に実現できる。
小型サイズで、ワークの搬入口や制御盤の扉の裏側など取り付け場所を選ばない。また、ケーブル引き出し方向を自由に選択でき、様々なタイプの扉に取り付け可能。
専用コントローラ使用時、EN954―1
Cat.4、EN
ISO13849―1.2008
Cat.4/PLe、IEC/EN
61508
SIL3、EN1088、IEC/EN
60947―5―3
PDF―M、IEC/EN
61000―6―2、IEC/EN
61000―6―4、UL508、CAN/CSA
C22.2
No.14の各規格に適合。