【名古屋】東海EC(名古屋市瑞穂区瑞穂通5―26、TEL052―841―8111、石井元博社長)は、「太陽光発電システム用メッセージ機能付き表示装置」=写真=を開発、受注を開始した。発電電力、発電電力量などを表示する装置に、商品情報や各種案内などが流れるメッセージ機能を付加している。
これは、オリジナルの文字、イラスト、デザインを配置したパネルにLEDで発電電力、発電電力量、日射強度、気温や、太陽光発電による節約量をCO2換算、蛍光灯換算、テレビ換算などで表示できる。こうした表示装置は、従来からあるが、さらにメッセージ機能を付加したのは業界で初めて。
表示装置下部に幅385×高さ62ミリのメッセージモジュールを設けており、高さ35ミリの文字が一度に11文字まで表示できる。文字は流すことができ、流れる速度は文章ごとに変更可能。メッセージ表示部の光量が屋外では不足するため、屋内仕様となっている。
NTTドコモ製全機種とauの一部携帯電話の赤外線メール送信を利用してメッセージ書き換えが行え、表示内容は顧客の携帯電話で編集できる。企業のPR、学校の行事など各種情報が絵文字を含めて表示でき、案内板としての機能を有した「環境活動CSR&掲示板複合機」としての役割を果たす。表示装置本体の外形寸法は、幅800~900×高さ600×奥行き50ミリで、電力量などの表示部分は2項目で、それぞれ3桁までの数字を表示する。太陽光発電システムのパワコンから、直接信号を受け取って表示する。
文字高さは60ミリ、文字色は赤色のLEDで、独自の表示方式により、高輝度ながら、同社従来機に比べて約60%の省エネを実現して熱の発生も抑えている。
パネル部分はオリジナルのデザインに簡単に交換でき、壁掛け、壁埋め込み、自立スタンド、天井吊りなど各種設置方法が可能。
価格は約68万円から。企業、官公庁、学校向けに11月から出荷を開始する。