星和電機(増山晃章社長)は、クリーンルーム用LEDベース照明埋め込み形を既に発売、好評を得ているが、その第二弾として直付形=写真=を発売した。オープン価格。
医薬品や食品工場、半導体やフィルム工場などのクリーンルーム照明は、クリーン度を保つため、気密性や空気の乱流を発生させないように天井面の平坦性が求められる。
現在は、主に蛍光灯を光源とするものが採用されているが、ランプ交換時にはクリーンルーム内のクリーン度を保つため、生産設備の稼働を停止し、塵埃が侵入しないように養生する必要があった。
新製品は、光源寿命4万時間のLEDを採用することで、煩わしいランプ交換作業の手間を削減、メンテナンスフリー・生産ロスの削減を実現する。
明るさは、蛍光灯40W2灯と同等で、灯具台数を約22%削減。消費電力は同社比約13%低減し、CO2削減に貢献する。
同社従来品比31%の薄型化と、54%の軽量化を実現(重量約6・5キロ)。表面にねじのない薄型タイプで施工性の向上を図った。
照射光に400ナノメートル以下の波長を含まない低誘虫光源で、紫外線吸収膜付きランプの代替が可能である。さらに、屋内一般形としても使用可能である。
光源は白色LED66W、クリーン度はクラス10000に対応。
本体はアルミニウム製、前面枠・端子箱蓋はステンレス製。