パナソニック電工は、さらなる小型サイズを実現し、テレビ用電源に求められる「UL
TV―5規格」を取得した薄型テレビ電源用リレー計2品番=写真=を発売した。サンプル価格100円。販売目標は発売2年後に月100万個。
薄型テレビ用部品は形状について、低背、スリム形状と、2つのニーズがあり、コスト合理化のためプリント基板への実装面積の一層の削減が求められている。LT―Sリレーは、同社従来品(LK―Sリレー)より、さらなる低背・スリム形状(奥行き7×幅20・7×高さ16ミリ)を実現した小型サイズの薄型テレビ電源用リレーで、体積は電磁石部の小型化により従来品比65%減を実現。
優れた安全性を確保するため、UL及びCSA規格による耐突入電流性能を評価する代表的な定格「UL
TV―5規格」を取得。同規格に求められる耐突入電流性能を確保した。
また、部品をプリント基板に固定する場合、4・5ミリの幅がハトメに必要である。ハトメの幅を考慮すると安全上、接点端子間ピッチは7・5ミリ以上を必要とするが、LT―Sリレーは、それを上回る7・7ミリを確保した。DC5V/12Vのコイル電圧に対応するように2品番をラインアップ、電源に合わせて選べる。RoHS対応済み。