PLCやコントローラメーカー向けに各種制御ソフトウェアを販売している独・KW―Software社は、9月29日付けで日本法人、KWソフトウェア(横浜市港北区新横浜1―7―9、TEL045―470―7114、ロベール・シャンプー代表取締役)を設立、営業を開始した。
KW―Software社は1982年の設立以来、25年以上にわたって産業制御エンジニアリング分野で先進的なソフトウェアを開発している。01年には、インターフェース機器の大手メーカーである独・フエニックス・コンタクト社グループの一員となっている。
日本では、96年から極東事務所を開設して事業を開始し、大手コントローラメーカーなどへのOEMビジネスを中心に展開してきた。
KW本社は現在、「制御(IEC6131―3)」、「安全」、「PROFINET通信」の3つを事業の柱として展開しているが、日本法人もこの方針に基づきOEMビジネスに加え、「制御」では標準製品などにもターゲットを広げ、拡大を図っていく。
また、「安全」「PROFINET通信」でも市場開拓を行って、顧客への浸透を図る。当面、営業、技術サポート、ビジネス開発・マーケティングを中心に4人体制で取り組む。
シャンプー代表取締役は、「量のまとまるOEMビジネスは、ドイツ本社との連携をうまく行うことで展開できるが、多様なニーズ対応が求められる産業機器向けのビジネスは、個々のユーザーとの密接な打ち合わせが必要となる。日本法人はそのサポート拠点として展開を図っていきたい」と今後の方針を語っている。