安川電機の2011年3月期第2四半期連結決算は、売上高1394億6400万円(前年同期比41・8%増)、営業利益34億7800万円、経常利益34億7800万円、四半期純利益17億100万円となった。
セグメント別売上高は、モーションコントロールが766億9800万円(同70・4%増)、ロボットが379億3400万円(同50・6%増)、システムエンジニアリングが138億8500万円(同23・7%%減)、情報が70億7600万円(同4・1%減)、その他が38億6900万円(同49・2%増)。
モーションコントロールは、ACサーボモータ・コントローラが顧客の設備投資の再開に伴う需要の拡大に支えられ、受注は高水準で推移した。インバータも、省エネルギー需要と中国をはじめとするアジアを中心としたインフラ関連需要を取り込み、受注・売り上げとも、堅調な状況を持続した。このため営業利益も41億6600万円となって黒字に転換した。
ロボットも、溶接・ハンドリングロボットなどが、海外で自動車業界向け等を中心に受注が拡大し、国内も自動車業界向け需要回復は停滞しているが、液晶業界向けなどが堅調な水準を持続した。こうした状況から、通期は予想を上方修正し、売上高2950億円(同31・3%増)、営業利益125億円、経常利益125億円、当期純利益65億円となっている。