因幡電機産業元常務の米田保彦氏が理事長を務めるNPO法人「だんでらいおん」が、大阪市平野区の「クレオ大阪」で、創立5周年記念事業として特別講演と音楽会を10月30日開催した。
当日は関係者のほか、近隣住民も多数来場、500人近い来場者となり大いに盛り上がった。
だんでらいおんは、2005年に大阪市住吉区矢田6―5―27に設立された、知的障がい者のための居宅介護事業を中心とするNPO法人。共同生活介護施設「みんなの家」、生活介護事業所「こんふぉーと」、ベーカリーショップ「ベーカリーコンフォート」などを通じ、障がい者が安心して暮らせる施設・場所を提供している。
また、障がい者とともに泣き、笑い、喜ぶことを重視し、家族や地域社会との絆を大切にしてきた。今回は創立5周年記念として関係者や地域住民に感謝を込めるものとして、「共生と絆」をテーマに、第1部特別講演、第2部音楽界を開催した。
特別講演は、「インクルーシブ(包括的)な地域社会の実現に向けて」をテーマに、パネルディスカッション形式で家族や施設職員などの専門家パネリストを招き、現状や課題・問題について討論を行った。
音楽会は、様々なプロ・アマバンドが競演、最後は障がい者も参加し、音楽を通じて楽しいコミュニケーションの場となった。
米田理事長は「今回は関係者の方々や地域の皆様への感謝の意を込め、特別講演と音楽界を開催した。
おかげさまで私たち関係者のほか、近隣の方々にも多数来場して頂き、大変に感激している。今後もより多くの方々に障がい者と共生していくことのご理解や、ご支援して頂くきっかけを作っていきたい」と抱負を語っている。