日本スぺリア社西村哲郎社長が臨席「知財功労賞」の授賞式典

日本スペリア社(大阪府吹田市江坂町1―16―15、TEL06―6380―1121、西村哲郎社長)はこのほど、経済産業省・特許庁の2010年度「知財功労賞」を受賞したが、その授賞式が10月18日東京都千代田区の帝国ホテルで開かれ、同社西村哲郎社長、西村利郎会長が式に臨んだ。

知財功労賞は、経済産業省・特許庁が産業財産権制度の普及啓発を目的に、その制度の発展に貢献した個人や企業を表彰する制度。

同社は、独自の鉛フリーはんだの開発で特許を取得したことや特許を経営上の重要テーマとしていること、新しい特許権や商標権の取得を視野に入れた商品開発を推進していること、また国内外の大学との共同研究など、グローバルな研究活動を行っていることが評価され、「産業財産権制度活用優良企業等表彰」の「特許庁長官表彰(特許活用優良企業)」を受賞した。表彰式は、例年4月18日の「発明の日」に行われるが、今年は産業財産権制度125周年にあたり、その特別記念式典と併せて実施されたため、10月18日の開催となった。

記念式典は天皇皇后両陛下御臨席の下、衆参両院議長など、関係者約600人が出席し、天皇陛下より御言葉を賜った後、西村社長が岩井良行特許庁長官から表彰状を授与された。

西村社長は「当社は、はんだ製品の研究開発、その成果としての知的財産権の取得と維持、事業のグローバル展開を経営上の三大テーマとしてきた。今回その取り組みの一つが高く評価され、素晴らしい賞を受賞できたことは誠に光栄である。この受賞を励みに、今後も鉛フリーはんだ『SN100C』のさらなる研究開発を推進し、はんだメーカーのイノベーターを目指したい」とコメントしている。

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