パナソニック電工の2011年3月期第2四半期決算は、海外での売上高が全地域で2桁成長したことと、継続的なコスト削減を図った結果、売上高7523億7400万円(前年同期比8・0%増)、営業利益292億2300万円(同642・3%増)、経常利益273億9400万円(同484・3%増)、四半期純利益99億2000万円(前期損失22億700万円)となった。
国内売上高は6100億円(前年同期比4・8%増)、海外売上高は1423億円(同24・3%増)で、海外の売上比率は2・5ポイント上回った。
セグメント別売上高は、電材2889億円(前年同期比1・1%増)、電器491億円(同20・1%増)、住設建材2395億円(同1・8%増)、電子材料510億円(同22・9%増)、制御機器1053億円(同43・1%増)、その他183億円(同3・7%減)。
制御機器は、中国の景気刺激策の効果に伴いリレー、コネクタ、FAなどの売上が好調。欧州も太陽光発電向けリレーが伸長した。国内はエコカー向け車載デバイスや「エコパワーメータ」などエコ関連製品が伸長。
電子材料は、電子機器や半導体などの需要回復で電子回路基板材料や封止材の売り上げが拡大した。
通期は、売上高1兆5100億円(同3・6%増)、うち国内は1兆2300億円(同1・0%増)、海外は2800億円(同17・1%増)、営業利益600億円(同67・3%増)、経常利益580億円(同58・2%増)、純利益230億円(同168・9%増)を予想している。