【名古屋】日東工業の2011年3月期第2四半期連結決算は、売上高247億3700万円(対前年同期比13・9%増)、営業利益1億9800万円、経常利益3億3200万円、四半期純利益6600万円と前年同期の赤字決算から黒字に転換した。
部門別では、配電盤が売上高104億1700万円(同0・2%減)、キャビネットが103億1200万円(同26・2%増)、遮断器・開閉器が19億7400万円(同22・1%増)、パーツ・その他が20億3300万円(同35・1%増)。
業界の動向は、住宅投資、設備投資ともに持ち直しが続き、また工作機械受注についても増加したが、極端に落ち込んだ昨年からの一部回復に留まり、本格的な需要の好転には至っていない。
このような情勢下で同社は、一層のコスト削減活動を行い、経営資源の集中と効率化や営業力強化を目的とする業務部門の体制整備などで、企業体質強化策を推進して収益の確保に注力、黒字転換となった。
通期でも、売上高547億円(同17・8%増)、営業利益16億円、経常利益18億円、当期純利益9億円の黒字転換を予想している。