因幡電機産業の2011年3月期第2四半期連結決算は、自社製品の大幅な伸びなどで売上高817億1900万円(前年同期比16・0%増)、営業利益38億4600万円(同27・7%増)、経常利益39億5400万円(同27・4%増)、四半期純利益は特別損失の発生などで17億4500万円(同3・2%減)となった。
今期から構成が変更されたセグメント別の売上高は、電線ケーブル類・照明器具・配分電盤などの電電設資材事業が511億2800万円、センサ・FA機器・電子機器などの産業機器事業が109億8600万円、ベアコイル・スリムダクト・耐火キャップなどの自社製品事業が195億4500万円となった。
特に自社製品事業は、今夏記録的な猛暑であったことから主力である空調部材の売り上げが大幅に増加した。
さらに事業譲渡による春日電機の増収効果もあった。
通期は、売上高1590億円(同4・5%増)、営業利益66億円(同5・3%増)、経常利益68億円(同2・1%増)、純利益34億円(同11・1%減)を予想している。