三菱電機の2011年3月期第2四半期連結決算は、売上高が前年度比12%増の1兆7118億円、営業利益は同619%増の1129億円、税引き前利益は1144億円(前年同期128億円の損失)、当期純利益は712億円(同258億円損失)となった。
部門別売上高は、重電システムが4406億円(同2%減)、産業メカトロニクスが4469億円(同39%増)、情報通信システムが2189億円(同10%減)、電子デバイスが859億円(同40%増)、家庭電器が44655億円(同13%増)、その他が2948億円(同16%増)。産業メカトロニクスは、FAシステム事業が中国の工作機械関連需要、韓国・台湾でのフラットパネルディスプレイ関連需要をはじめとしたアジア市場の需要が増加。自動車機器も、中国、インドなどの各国で堅調な新車販売増を背景に拡大した。利益も511億円(同30億円の損失)大幅に増えた。
11年3月期は、売上高3兆5300億円(同6%増)、営業利益1600億円(同117%増)、税引き前利益1450億円(同203%増)を予想している。
部門別売上高予想は、重電システム1兆400億円(同0%)、産業メカトロニクス8800億円(同20%増)、情報通信システム5000億円(同5%減)、電子デバイス1800億円(同30%増)、家庭電器8700億円(同5%増)、その他6000億円(同9%増)。