パナソニック電工SUNX売り上げ2倍で黒字へ半導体、液晶関連が回復

【名古屋】パナソニック電工SUNXの2011年3月期第2四半期連結決算は、売上高109億8200万円(対前年同期比102・8%増)、営業利益11億2600万円、経常利益10億4700万円、四半期純利益4億8300万円と前年同期の赤字決算から黒字に転換した。

部門別では、センシング事業は主要顧客の半導体・液晶関連が回復、自動組立機械向けが好調に推移し、中国・韓国への販売拡大により売上高81億1900万円(同115・1%増)。LMP事業は設備投資の回復でマーキング需要が伸び、加工用途にも需要が拡大、28億6300万円(同74・6%増)となった。

海外事業は、中国現地での生産拡大により、現地でのデリバリ・コスト対応力を強化、東アジアにおける国内外連携によるシームレス営業も強化して売り上げ拡大を図った。

これにより、海外売上高は、半期ベースとしては過去最高の34億100万円(同143・5%増)となった。

通期では、10月からパナソニック電工のFA関連事業を承継したことにより、下期に約86億円が上積みされ、大幅な増収となる。売上高は300億円(同119・1%増)で、利益面でも、営業利益21億円、経常利益21億円、当期純利益10億円の黒字転換を予定している。

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