オムロンの2011年3月期第2四半期決算は、主力である制御機器事業の回復により、売上高2979億500万円(前年同期比28・2%増)、営業利益244億4400万円(前期損失76億8500万円)、税引前四半期純利益235億1700万円(同損失96億1700万円)、四半期純利益149億9000万円(同損失69億円)と大幅な増収増益となった。
セグメント別売上高は、各セグメントともほぼ見通し通りに推移しており、主力の制御3事業であるIAB(工場自動化用制御機器事業)、EMC(家電・通信用電子部品事業)、AEC(自動車用電子部品事業)で大幅に回復した。
IAB1387億円(前年同期比52・6%増)、EMC402億円(同21・4%増)、AEC426億円(同34・3%増)、SSB(社会システム事業)225億円(同8・5%増)、HCB(健康医療機器事業)291億円(同2・0%減)、その他219億円(同0・1%増)、消却調整ほか29億円(同32・9%減)。
国内売上高は1407億円(同27・2%増)、海外売上高は1572億円(同29・1%増)で、海外比率は0・4ポイント増加した。
通期は、第3四半期以降の為替の影響による不透明要因が高まるものの前回予想通り、売上高6150億円(同17・2%増)、営業利益460億円(同251・8%増)、税引前純利益445億円(同336・5%増)、純利益295億円(同738・5%増)を予想している。