フエニックス・コンタクト(横浜市港北区新横浜1―7―9、TEL045―471―0059、青木良行社長)は、「機械安全―制御システムの安全ISO13849―1:2008(2006)セミナー」を東京(9日)と大阪(12日)で開催、両会場合わせて100人が参加した。
このセミナーは同社が新たな領域として注力しているセーフティ事業拡大の一環として企画したもの。
2011年12月末に、EN954―1(ISO13849―1:1999)が、国際規格ISO13849―1:2008(2006)へ完全に移行することで、機械の制御システムの安全性レベルは、従来(EN954―1)のカテゴリの概念を残しつつ、安全制御システムで使われる機器の信頼性「MTTFd」、安全制御システムの診断率「DCavg」、安全制御システムの共通原因故障「CCF」が追加され、新たにパフォーマンスレベル「PL」で表すようになる。
セミナーでは、このパフォーマンスレベル「PL」について、これら追加された要素の意味や役割、その考え方から計算例までを説明するとともに、これに対応した同社のセーフティコントローラやセーフティリレーユニット、ハイブリッドモータスタータの紹介をはじめ、同社のグループ会社であるKWソフトウェアのIEC61508
SIL3に準拠したソフトウェアソリューションも説明した。
同社マーケティング部加藤裕之部長は「当社はコネクタ中心の会社イメージを刷新するために2年前から新たな製品領域広げておりセーフティも、そのひとつである。これによって新しいイメージを作りたい」と語っている。