コンテックは、安全・低コストで拠点間通信を行うVPN(Virtual
Private
Network)サービス「VPCONPASS
(ブイピーコンパス)」=写真=を開始した。同社では今後、同通信サービスを含むネットワークサービスメニューの強化を予定しており、様々な業種別ネットワークサービスを開発し、運用保守までをワンストップで提供する。遠隔監視システムを導入する際の通信回線は情報の機密性が高い場合、各拠点で複雑な設定が必要で、拠点数の多いシステムでは通信網の管理にかかる運用コストや工数の増大が課題となっていた。
VPCONPASSは、同社が通信事業者となり、月額利用料金5500円(フレッツISDNプラン利用の場合)という低コストで、拠点間のデータ通信が安全に行える通信回線(インターネットVPN)を提供するサービス。
データ伝送にパケット全体を暗号化するトンネリング方式(L2TP/IPsec)を採用するなど、高度な技術で強固なセキュリティを確保した通信サービスである。設定済み専用ルータを各拠点に設置するだけで、拠点端末に事務所内と同様のローカルIPでアクセスすることが可能。安心・安全な通信回線が手軽に導入できる。
ユーザーによるルータ設定は一切不要。ネットワークの専門知識なしで運用できる。ランニングコストを極力抑えることができ、「ネットワーク専任者が確保できないが、セキュリティは確保したい」というユーザーの要望に対応する。
新サービスの開始により、遠隔監視システムで通信回線までをワンストップで提供することが可能となった。今後、新たなネットワークサービスを開発するほか、新エネルギー関連でのデマンド監視、節電制御システム、POSシステムなど業種別のASPサービスを開発する運用保守までを含めたトータルソリューションベンダーを目指す。