IDECの2011年3月期の第2四半期連結決算は、主力の制御用操作スイッチや安全関連製品の需要回復、さらにLED照明の売り上げが拡大したことなどで、国内売上高95億400万円(前年同期比56・5%)、海外売上高は中国を中心にアジア地域での需要拡大、欧州地域向け制御装置及びFAシステム製品の回復で57億1800万円(同51・8%増)となり、グループ全体の売上高は152億2300万円(同54・7%増)となった。海外売上高構成比は約0・7ポイント減少した。利益面は、増収効果と費用削減などにより、営業利益14億7000万円(前年同期損失8億7300万円)、経常利益(同損失8億2600万円)、四半期純利益8億円(同損失4億4100万円)と大幅に回復した。製品別売上高は、制御機器製品85億4700万円(前年同期比53・5%増)、制御装置及びFAシステム製品22億900万円(同86・1%増)、制御用周辺機器製品25億7300万円(同46・3%増)、防爆・防災関連機器製品5億4900万円(同8・4%増)、その他の製品13億4300万円(同64・2%増)となった。
通期は売上高310億円(同38・1%増)、営業利益30億円(前期損失4億7800万円)、経常利益30億円(同損失2億9400万円)、純利益14億円(同損失2億7700万円)を予想している。