IDECは、検査用照明として最適な面発光と、12ミリの薄形を実現したフラットLED照明ユニット「LF1F形」=写真=を発売した。オープン価格。年間販売目標は5000個。
蛍光灯など従来の検査用照明は、光源の映り込みによる光の筋や点が目視検査の障害となっていた。LF1F形は、面発光タイプで検査対象物に均一な光を当てることができ、鏡面部品や刻印の凹凸検査に威力を発揮。
従来の目視検査用照明の不都合を解決する。
同社の光学技術により開発された導光板による拡散効果で、LED光のムラのない面発光を実現。光のチラつきを排除し、検査面の凹凸の見える化を実現した。
発光面上で最も明るいところと、最も暗いところの照度比である発光面均一度70%を実現。面に沿った平面状の光の照射で検査面の凹凸の強調ができ、平面上のキズ・埃・ムラ・汚れ・欠陥などを見える化。検査ミスの削減と検査効率のアップ、製品品質の向上が図れる。
蛍光灯の約3・3倍という約4万時間の長寿命化を実現。
長期間メンテナンス不要でランニングコストを大幅に低減する。外形サイズは331ミリ×295ミリ、厚みは12ミリ。直下照度(パネル中央付近参考値)は、5800ルクス。
用途は、プラスチック・ゴムの成形部品の表面検品、塗装面・メッキ面のキズ・ムラ検品、切削加工・糸鋸作業のケガキ作業照明、凹凸エンボスなどのキズ・ムラ検査、ガラス・プラスチック板の表面付着埃検品、シリコンウエハーの異物・キズ検査など。