ブリヂストンとデルタ電子(東京都港区芝大門2―1―14、TEL03―5733―1111、柯進興社長)は、ブリヂストンが独自に開発した電子ペーパー技術とデルタの高度なIT技術とのシナジー効果により、今後グローバルで急速な成長が期待される電子ペーパー市場における新製品を共同で開発し、市場開拓を進めていくことになった。
電子ペーパーは、粉体でありながら液体同様の流動特性のある「電子粉流体」を、空気中移動させることで、超省電力性、画像メモリ性を維持しつつ、圧倒的な超高速反応を実現した技術。
両社は、「AeroBee(エアロビー)」のブランドで電子ペーパー事業を推進するが、特にデルタ電子は、ブリヂストンの電子ペーパーモジュールを活用して、次世代電子ペーパーデバイスやアプリケーションの開発を行い、ソリューションサービスを提供して、中国圏での電子ブックリーダーやデジタルサイネージ(電子広告)市場への参入を手始めに、グローバル市場への事業展開を図っていく。
デルタグループは台湾に本社を置く、スイッチング電源、DCブラシレスファンの大手メーカーでパワーマネージメントソリューション、コンポーネント、ディスプレイ装置、FAシステム、ネットワーク製品や再生可能エネルギーソリューションなどを手がける。