IDECの「CWシリーズ/フラッシュシルエットスイッチ」=写真=が、2010年度グッドデザイン賞を受賞した。
グッドデザイン賞は、57年に通商産業省(現経済産業省)が設立した「グッドデザイン選定制度」を継承し、98年から財団法人日本産業デザイン振興会により主催・運営されている、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度。
世界でも有数の歴史と実績・規模を誇っており、生活と産業のクオリティ向上に貢献するデザイン賞となっている。
CWシリーズ/フラッシュシルエットスイッチは、操作性や安全性に配慮しつつ、機械の小形化が実現できるようパネル内に占めるスペースのクラス最小(最短)レベルを実現した押ボタンスイッチ。
パネル奥行き39・9ミリという省スペース性(同社従来機種比50%)を実現している。デザイン性ではパネル前面突出量を2・5ミリ(平形押ボタン)に抑え、メタルカラーリングによる高級感を演出して、スタイリッシュな意匠となっている。
また、安全性を考慮したコンタクトユニットは、2アクションリリースとガード一体形のロック構造で、確実な取り付けと脱落防止を実現している。
審査員からは「従来の汎用スイッチは、無骨でデザイン的にも劣るものが一般であったため、機器本体をデザインする上で大きな制約となっていた。IDECの汎用パーツは、このような設計者の悩みを解決している。コンパクトにまとめられ、安全性と操作性を両立させたデザインで高い評価が得られた」としている。