パナソニック電工は、エネルギー使用量の計測や設備施設の温度管理、生産ラインの稼働管理など様々なデータを収集・管理する省エネ支援機器「Web
Datalogger
Unit(ウェブ
データロガー
ユニット)」=写真=の開発で、電気科学技術奨励会から、「第58回電気科学技術奨励賞(旧名称=オーム技術賞)」を受賞した。
電気科学技術奨励賞は、日本電機工業会(JEMA)が1952年から電気科学技術の進展に貢献した功労者を称えるもの。11月24日に、東京都千代田区の学士会館で36件(90人)が表彰される。
ウェブ
データロガー
ユニットは、工場や事業所、さらに遠隔地のオフィスやコンビニエンスストアなど、店舗のエネルギー使用量や室温など様々な計測データを容易に収集、蓄積、モニタリングできる。
データ収集用、警報出力用の入出力デバイスが豊富。同社のPLC「FP0」の各種ユニットが簡単に接続できるほか、アナログ信号にも対応、温度データもダイレクトに取り込める。また、通信カセットRS485タイプを利用すれば同社PLCが最大99台まで可能。
なお同社では、この製品を含め、FA事業を10月1日付けでパナソニック電工SUNXに全面移管している。今後両社は、グローバルで省エネ社会に対応した技術開発、製品開発を進めると同時に地域産業への貢献を果たしていく方針。