安川電機は、グローバル市場ナンバーワンのインバータメーカーとして国内外で取り組みを強めている。売り上げも計画を上回る前年同期比約40%増加しており、特に国内は倍増、欧州も70%増となるなどV字で回復を見せている。
機種は、汎用からシステム、専用まで幅広くラインアップしているが、特に「1000シリーズ」はA、V、Jの3シリーズを中心に、世界の市場実態に応じて販売を行っている。このうち、A1000は、業界の先陣を切って「世界中のどんなモータでも短時間の調整で回します」のコンセプトで、誘導モータと同期モータをパラメータ切り替え可能なことで、市場に浸透している。
9月からは、超小型エンコーダレス同期モータ(SMRD・SMRA)と小型汎用ベクトル制御インバータV1000の組み合わせで、小型で耐環境性の高い可変速ドライブ「V1000picoシリーズ」の販売を開始し
た。
SMRDモータは、新開発の高性能磁石を内蔵し、サイズを汎用誘導モータとの比で体積が約8分の1、質量が約5分の1(0・2kW、1800回転/分)を実現。これにより、機械や設備の省スペース化に貢献している。
しかも、モータの保護構造もIP65となっている。
(http://www.yaskawa.co.Jp)