三菱電機は、汎用インバータの国内トップメーカーとして実績を重ねており、上期の売り上げも前年同期比35~40%増と、今年度計画を約5ポイント上回っている。
機種は「700シリーズ」として、A700、F700、F700P、E700、D700シリーズに新しくなっている。
このうちF700は、ファン・ポンプ用の700Pに加え、今年7月から小型タイプのF700PJを追加発売した。700P同様、IM(汎用モータ)だけでなく、IPM(高効率同期モータ)の両方の運転を設定ひとつで切り替えでき、予備インバータを2種類そろえる必要がない。
また、力率改善DCリアクトルや零相リアクトルと容量性フィルタを1つのユニットとしたフィルタパック付きをラインアップしており、盤内の省スペース化や配線作業の省力化などが図れ、国土交通省の公共建築工事標準仕様書などに対応可能。
一方、700Pと接続可能なプレミアム高効率IPMモータ「MM―EFSシリーズ」も10月から発売した。IEC60034―30のIE4「スーパープレミアム効率」を満足し、エネルギー損失を同社のMM―EFシリーズに比べ約20%減を実現し、消費電力量も約20%削減可能。(http://www.MitsubishiElectric.co.jp/melfansweb)