CLPAでは00年にCC‐Linkの仕様を発表以来、02年にI/Oレベルの省配線ネットワークCC‐Link/LT、06年に安全フィールドネットワークCC‐LinkSafetyの仕様をそれぞれ発表している。
そして、制御データと管理データが混在・増大する今後の製造システムに対応するため、07年に仕様を公開したのがEthernetベースの超高速・インテリジェントな産業用ネットワークである「CC‐LinkIE」である。
その第一弾として発表した「CC‐LinkIEControl」は、1Gbpsの高速伝送、最大256Kバイトの大容量ネットワーク共有メモリ、そしてシームレス通信により、従来のコントローラネットワークの役割であった制御情報伝送と、機器情報保守/保全/デバイス設定などの情報処理データ伝送の両立を実現し、TCO(TotalCostofOwnership)削減に大きく貢献するネットワークである。
09年にはその第二弾として、「CC‐LinkIEField」を発表した。装置の制御データと、ログ・診断などの管理データが混在しインテリジェント化する新しい生産システムに向けた、高速・大容量のフィールドネットワークである。【図3】