横河電機は、高速インタフェースに対応したFPDドライバテストシステム「ST6731」=写真=を開発した。発売は2011年3月の予定。11年度60台、12年度120台の販売を計画。
新製品は、同社の従来機ST6730の基本仕様を踏襲しながら、データレートが2Gbpsを超える高速インタフェースにも対応したFPDドライバテストシステムのハイエンドモデル。
3D対応のテレビでは、フラットパネルディスプレイの大型化や画面の高精細化が進む。また、スマートフォン(高機能携帯電話)などの携帯通信端末でも画面の高精細化が進んでいる。
このためドライバICでは、一定時間に処理するデータ量が増大することから、高速なデータ処理が必要とされている。今回、このような要求に応えて高速インタフェースに対応したもの。
また、従来機ユーザーは、ハードウェアとソフトウェアの追加で高速インタフェース対応モデルにアップグレードでき、本体や付随する機器などはそのまま使用可能。高速インタフェース対応モデルを新規購入するのに比べて約3分の1の投資で済み、また設置状態のままアップグレードできるため、ドライバテストシステムの使用停止期間を短縮できる。