東洋電機(松尾康男社長)は、長年培った組み込み技術を活かし、カスタマイズした基板の受注営業を強化した。
同社エンジニアリング事業部ではシステム技術、配電・パワー技術、製品化技術により新聞製作や物流・搬送、加熱炉、配合、各種生産設備の制御システム、高・低圧配電盤、モータコントロールセンター、動力制御盤、自動制御装置などを製造販売する中で、組み込み技術を使った各種基板=写真=を開発してきた。
これまで、高速光シリアルーパラレル変換基板、DCモータ制御基板、高速データ処理基板、DC24Vヒータ制御基板、各種I/O対応フィールドネットワーク基板、メロディー発声基板、電源制御基盤、大容量出力基板などを開発。
すでに自社制御装置やシステムに搭載し性能などが実証されていることから、本格的に外販を始める。
同社の強味である少量生産技術と組み込み技術をもとに、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズした基板を1枚から受注製作する。現在、産業用装置・システムは高機能、高性能化により多品種を少量生産する方向にある。そのため、制御基板もますます高水準で固有の開発・実装技術が求められており、同社では試作から製品化まで対応する営業を展開する。