隔年で開催されている「システムコントロールフェア(SCF)2011」(主催=日本電機工業会、日本電気制御機器工業会)の出展者の募集が開始された。同展は、生産システムの要ともいえるFA制御機器や制御技術・ソフトウェアを中心した日本最大のFA電機機器の展示会として好評。会期は11年11月16日(水)から18日(金)までの3日間で、会場は東京ビッグサイト(西1、2ホール)。
SCFは、88年に第1回を開催してから、今回で16回目となる。
今回は、わが国のものづくりと企業の成長を支えるべく「環境・安全・安心の創造」をテーマに、「環境」「安全」「安心」「ものづくり」をキーワードにしている。
世界規模での地球温暖化防止及びエネルギー需給逼迫に伴う「環境・省エネ」対策、生産現場におけるIT技術の浸透、並びに制御の複雑化などによるマイクロプロセッサーやソフトウェアを用いた「機能安全」の取り組み等を紹介し、ものづくりの現場での多用なニーズに応える最先端の制御技術を広く世界に発信する。
また、次世代を担う若手にも最先端技術に触れる機会を提供するなど、次世代を見据えた展示会として企画している。
併催企画として、講演会、出展者ワークショップ、大学・高専研究発表コーナーなども予定している。
前回のSCF09は、出展者が136社473小間と、リーマンショックの影響を受けて大きく減少した。来場者は約6万7000人であった。
しかし、2年前に比べると景気は回復基調であり、出展者の参加意欲も高い。2年に一度の日本のものづくり力を世界に発信する機会であるだけに、盛り上がりが期待されている。
出展料(税別)は、1小間(3×3×2・7メートル)に付き、両工業会会員は32万円、非会員同35万円。出展申し込み締め切りは11年5月31日。
出展に関する問い合わせは、日本電機工業会システムコントロールフェア実行委員会(TEL03―3556―5885、FAX03―3556―5890、ホームページ(http://.scf.Jp)。