竹中システム機器(京都市山科区大塚野溝町86―66、TEL075―593―9300、瀬戸康雄社長)は、GigE
Vision規格に対応した、125万画素30フレーム/秒フルフレームシャッタカメラ2機種「型式FC1250GE(白黒)/FS1250GE(カラー)」=写真=を12月27日から発売する。標準価格は、FC1250GEが19万円(レンズ別)、FS1250GEが19万7000円(同)、販売目標は年間各500台。
新製品は、ローコストの125万画素フルフレームシャッタカメラで、全画素を30フレーム/秒で読み出す。ビデオ出力は、LANの通信インフラであるギガビットイーサネット(Gigabit
Ethernet)規格に準拠した12/10/8bit切り替え可能のデジタル映像信号を出力する。
新しい産業用カメラ伝送方式の統一規格GigE
Visionに対応し、画像処理に最適な非圧縮データを最大1Gbpsで高速転送する。中継なしで100メートル伝送可能(従来のカメラリンクは10メートル程度)で、画像キャプチャーボードなしでPCへの画像を取り込む。1Gbpsの広帯域性能を持ち、ネットワーク接続に柔軟に対応するほか、PC標準I/Fなので、ケーブル、周辺機器がローコストである。
映像信号入力方式のオートアイリスレンズが使用可能。キャプチャー画像上にカメラの現在の設定状況が表示でき、ランダムシャッタ動作時の高速掃き捨て(片スミア)機能を備えている。さらに、ランダムシャッタ動作にはプリセットトリガ、パルス幅トリガ方式が使用可能。連続シャッタ動作時にもストロボ信号を出力し、LED照明などの省電力化、スミアの低減に効果がある。
主な用途は、電子シャッタ画像処理の入力機器、監視機器用途、外観検査機器用途、車番読み取りなどITS用入力機器、コンピュータとネットワーク接続して行う画像処理用途など。