電子情報技術産業協会(JEITA)は、電子情報産業の世界生産見通しをまとめた。
これによると、2011年の電子情報産業の世界生産は220・9兆円で、10年度比6%増になる。このうち、日系企業の生産額は同4%増の45・1兆円で世界全体生産の伸びを下回る。
また、ITソリューションやサービスなどを含まない、電子工業(ハードウェア)の11年の世界生産額は、同6%増の160兆円になる見通し。このうち日系企業の生産額は4%増の39・8兆円となり、うち国内生産額は15・7兆円の見通しであることから、国内生産比率が39%と40%を切る。グローバル生産が年々進んでいる。コンピュータ端末は9%増と10年並みの伸びを維持するが、電子機器7%増、ディスプレイデバイス7%増など軒並み10年を下回り、特に半導体は10年の26%増から1%に、電子部品は18%増から7%増に大幅に伸びが鈍る。