磁気センサー・磁気応用メーカーのマコメ研究所(長野県上伊那郡箕輪町中箕輪10800―11、TEL0265―79―8154、新井栄作社長)は、繰り返し精度プラスマイナス0・05μmの原点位置検出用小型磁気スイッチ「HS―120シリーズ」=写真=4機種を発売した。同社は、これまで精密移動体などの原点位置検出用磁気センサー・スイッチとして繰り返し精度プラスマイナス0・1μmのHAシリーズ、同プラスマイナス1μmのLSシリーズを発売しているが、今回のHS―120シリーズの追加で、より一層幅広いニーズに対応できる。
新製品HS―120シリーズは、原点位置のセンターを高精度に検出する小型磁気スイッチ。検出用の磁石のセンター位置でスイッチング出力するが、磁石センターでの繰り返し精度はプラスマイナス0・05μmと優れている。また、磁石から発生する磁気を検出するため汚れ、粉塵に影響されない。
検出ヘッドはφ3ミリ×16・5ミリと小型で狭い所にも取り付けできる。
機種はHS―120―N(NPN出力、N極検出)、同120―S(同、S極検出)、同121―N(PNP出力、N極検出)、同121―S(同、S極検出)。
主な仕様は次の通り。
▽応答速度=0・5ミリ秒以下▽電源電圧=DC10~30V▽消費電流=30ミリアンペア以下▽保護構造=IP54▽使用温度範囲=マイナス10~プラス60℃。