オムロンは「機械にできることは機械にまかせ、人はより創造的な分野での活動を楽しむべきである」の企業哲学を元に、人が“思考と創造"により多くの時間を楽しめるよう、“自動化"できる領域を広げていくと同時に、人々の生活に役立つ商品を“自動化"で生み出していくことで社会に貢献する事業展開を大切にしている。そして、より多くの国でも“自動化"でお役立ちしたいと考え日本を越え海外へと事業を広げてきている。
今年は次の10年の長期構想をスタートする年であり、今後、先進国を中心に効率や生産性だけにとどまらず、人と自然や人と機械が最適なバランスを保ちながら融合する最適制御への移行が加速していくと捉えており、常に時代の変化を先取りし、これからも日本、そして世界中の「オートメーションのパートナー」として更にお客様と一緒に成長していきたいと考えている。
製造現場の普遍的な課題である生産性と安全へのニーズには、人と機械を“安全に"ベストマッチングさせる思想のもと、高速・高精度制御と安全制御を両立する商品を生み出し、制御と安全を理解したエンジニアによる機械の最適制御の実現をサポートしていく。
また、太陽電池や2次電池のように地球環境に配慮した新エネルギー領域のものづくりに貢献するだけでなく、今後一層高まる製造現場の省エネ化につながる新世代環境機器シリーズを順次追加し、世界No.1の制御機器品ぞろえをベースに、より一層「品質」「安全」「環境」に貢献したい。
2011年も尖った商品とサービス含め、世界No.1の豊富な品ぞろえで機械を安全かつ最適に制御しながら省エネルギー化も実現する「オートメーションのパートナー」として、競争力のある元気な日本のものづくりに貢献していきたい。