前期は当初計画していた数字より非常に良い状況で推移、売上高は前期比大幅増の44億円を見込んでいる。今年は、海外事業として中国と韓国市場に積極的に取り組んでいきたい。中国は、上期中に駐在員事務所を開設し、本格的なマーケティングを開始、12年には営業拠点として機能させたい。一方、欧州市場はジック経由で拡大を図る。
国内は、西日本地区と関東以北の地区の販売を強化するため、各地区1拠点計2つの販売拠点を増設する。秋までに2拠点開設する予定で、早ければ上期中に開設を行う。
当社の売上高比率を見ると海外の販売金額が70%を超えているが、国内市場はまだまだ伸長する余地があり、変位センサや画像センサ、さらに汎用センサを中心に売り上げ全体の50%まで引き上げていきたい。
画像センサでは、文字認識画像センサ「CVS4―Rシリーズ」が印字検査向けに年間出荷台数で世界トップになるなど、実績を挙げてきた。同センサを使用することで、ちょっと進んだ印字検査が可能となり、顧客から好評を頂いている。
画像検査機器は、高品質・低価格での画像センサのほか、3次元計測やフィルム検査などアプリケーションを絞ったハイエンドタイプも投入する。
ここ数年注力しているLED照明機器事業は、自社製品に注力したこともあり順調に成長している。今後も新製品を積極的に投入し、早期に売上高10億円体制を目指す。
当社の画像処理用LED照明機器は、厳しい環境下でもバラつくことなく安定的に輝度を提供する機能を搭載しており、今後も開発に注力しラインアップを拡大する。
今後、大手メーカーとの協業も視野に入れ、12年度50億円、16年度に100億円の売り上げ達成を目指したい。