2011年わが社の経営戦略 意識と行動の変革徹底

2010年12月期の売り上げは、過去最高であった08年度を超えることができた。3月頃までは弱含みであったが、4月~6月がすごい勢いで売り上げが伸び、部品不足も重なり大変な状況であった。その後、少し様子見の傾向もあったが、10月以降は再び戻ってきている。

分野的には、インバータが中国向けに需要が好調に拡大したことで、端子台販売が大きく売り上げに貢献した。工作機械向けもV字回復で売り上げ以上に受注が増加している。しかし自動車向けは、電気自動車(EV)以外に大きな投資は期待できず、今後は生産ラインの革新などで当社のオートメーション機器の需要増を期待している。

11年12月期も売り上げを2桁ぐらいは伸ばす計画であるが、顧客の海外移転などをどう追いかけていくかなど外的要因次第の部分もある。クリーンエネルギーでは、風力発電関係は、当社にとって得意の分野であり、引き続き注力していく。競争が激しくなっているソーラー向けも、パワーコンディショナーや避雷器向けのコネクタで独自性を発揮し、浸透を図っていきたい。

充電スタンドも通信や自家発電関連で、当社のビジネスチャンスと考えている。さらに、社会インフラ関連もトラフィックや、下水処理プラントなどはインタフェイスとして非常に面白く、期待している。

1月1日から秋葉原に東京支店を開設した。勉強会や相談などができるバックオフィスとして充実を図ることで、当社の強い製品をより強く、弱い製品は強化できるように活用していく。また、昨年はロジスティック改革で在庫回転率が向上し、人員削減で効果を上げた。

今年から来年にかけて意識と行動の改革、特約店との関係強化を掲げ取り組みを強めたい。

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