昨年秋、オートメレビュー社、DMカードジャパンとの共催で「製造業のネット活用とビジネス展開セミナー」を開催したが、参加者の多くが現状打開と販路発掘に真剣に取り組んでいる様子が伺われた。
近年、中国に代表されるように製造拠点、顧客がグローバル化している。企業として、リアルタイムに市場動向をつかむと共に、製品情報配信機能の充実は事業存続の絶対条件になっている。インターネットを利用したWebサイトサービスは、企業の顔の存在から頭脳と化している。
当社は近年、インターネットマーケティングのアドバイスを主事業にしているが、従来の事業にも顧客ニーズに大きな変化が出てきている。現在の事業の中心は、太陽光発電関連システム、スクールニューデール向け省エネ機器販売である。
東海EC社製LED表示パネル、安川電機製パワーコンディショナーが売り上げの中心になってきている。これらは一般企業向けの販売も増えてきており、システムの規模や機能も多様化しつつある。
また新規事業としては、独立行政法人宇宙航空研究開発機構JAXAが開発し、当社が商品化に成功した「エアミスティ100シリーズ」がある。エアミスティは超微粒子ロミスト発生噴霧ノズルで、今年度の主力製品の一つだ。
アプリケーションとしては、アロマオイルなどの芳香器、タバコの煙、油性ミスト、生ごみ処理場などの消臭器、インフルエンザ、院内感染口蹄疫、調理場の消毒用、工場、病院待合室での加湿器、ダクト内高温排気ガス、各種産業機器、室内の冷却、ミストサウナ用などで評価が完了しており、量産体制に入る。
今年も顧客の求めておられる製品と情報を提供させて頂ける会社でありたい。