新年賀詞交歓会を東京・芝の東京プリンスホテルで6日開催した。
あいさつに立った下村節宏会長は「2010年の電子情報産業の世界生産は約210兆円の見込みで、前年から10%増加となる。
こうした状況下、IT・エレクトロニクス業界としては、省エネ家電、LED照明、太陽光発電システム等の環境関連製品の開発、普及を通じて、雇用の拡大及び国内外のCO〓削減に大きく貢献してきた。今後はさらに、最先端の環境技術を駆使し、グリーン・イノベーションを推進することで、エネルギー効率の向上を追求し、環境と経済成長の両立を目指していく。
また、日本の国際競争力を強化するためには、国内の研究開発拠点やマザー工場の海外流出を防ぐための環境整備も重要な取り組みである。
さらに、EPAやFTAの締結を通じた世界的な経済、貿易に関する環境整備において、日本の雇用を守り、日本経済を活性化させるという観点から、農業政策と一体でのEPA、FTA等の推進を強く訴えたい。本年7月には地上デジタル放送への完全移行を迎える。地域間格差の解消と受信障害対策に積極的に協力し、混乱することなく、全ての国民がスムーズに移行可能となることを目指すとともに、新たな電波の有効利用の推進へ向けた活動を実施していく」とのべた。