新年賀詞交歓会を丸の内東京會舘で11日開催した。
あいさつに立った東哲郎会長は「2010年度の日本製半導体・FPD製造装置の販売高は、前年度比73・4%増の1兆6323億円の予測であるが、11年度はFPD製造装置の低迷で2・2%増の1兆6682億円になる。
半導体産業は、世界経済を回復させる原動力として大きな伸びをみせた。特に新興国において、新購買層を中心に携帯電話やパソコン、大型テレビなどの需要が活況を呈した。また、IPadに代表されるタブレット型PCやスマートフォンなど携帯端末の拡充。それと同時に、その使用環境を支えるインフラ整備もレベルアップしている。
太陽光に代表される再生可能エネルギーへの転換が世界規模で進められるなど、我々が持っている技術を活かすことができる新しい分野がどんどん拡がっている。
また同時に我々の技術を活かして、新しい波を起こしていくことも求められている。今後も技術革新に注力し、さらなる飛躍を目指していく」とのべた。