新年賀詞交歓会を、東京・芝の東京プリンスホテルで12日開催した。
あいさつに立った日本ロボット工業会の稲葉善治会長は「当工業会の2010年の生産額は年初予想を大幅に上回る5000億円超えが見込まれ、11年は海外新興国市場での持続的成長に牽引され6000億円台にまで回復すると予測している。
今年は第1に研究開発と市場拡大に向け、要素技術から利用技術に至るまで、今後とも積極果敢に推進する。NEDOの『生活支援ロボット実用化プロジェクト』に参画している当会として、サービスロボットの安全性に関するデータの蓄積と提供手法に関する研究開発を引き続き推進する。また『ロボットビジネス推進協議会』とも連携しながら、新たな市場の顕在化に向けた取り組みを通じ、その産業基盤のインフラ整備と産業振興に努める。
第2は国際標準化の推進、国際協調・協力の推進で、国際社会での規範形成に汗をかき存在感を高めるという観点からも、業界が率先して国際標準化活動に対して積極的に取り組んでいく。
製造科学技術センターは、次世代レーザープロジェクトがナショナルプロジェクトとして採択された。また、マイクロマシンセンターはマイクロマシンとMEMSにおける技術基盤の確立と産業化支援を目指して活動を強化していく」とのべた。