【名古屋】パナソニック電工SUNXは、検査の信頼性向上とエンジニアリング工数削減の両立を実現した小型高性能のFA用画像処理機「イメージチェッカ
PV200」=写真=を発売した。
製品の検査は、画像処理機を使ったグレー画像による検査の自動化が広がっている。
食品・化粧品などパッケージやラベルに多彩な色を使用している場合は、グレー画像だけでは検査対象を高精度に認識することが困難だった。そこで、今回の製品は、グレーカメラに加え、カラーカメラも同時に使用できるように開発された。
カラー画像からの特定色に着目した画像の抽出や、RGBの各色成分に重み付けを行って変換したグレー画像を用いることで、従来よりも高精度な検査が出来る。
複雑なエリア設定や数値演算プログラムなしで、円や線を精密に検出するスマートエッジ機能を搭載しており、仮想円・近似線を簡単に描くことが可能である。一領域内で、円は最大3600点、線は最大3000点のエッジポイントを検出することにより精度が向上、高精度で寸法・位置計測を行う。
また、検査状況を的確に伝え、視認性を向上させる「文字図形描画」、修正変更がプログラム入れ替えや設定画面に移行せずに短時間で行える「データRead/Write」などの画面カスタマイズ機能も備える。
パソコン上で、シミュレーションや設定が行えるソフトウェアも用意されている。
外形寸法は、幅50×高さ148×奥行き116・5ミリ。