FA関連機器商社今年の見通しと取り組み 「喜んでもらう」行動で示す

中部地区は世界同時不況による落ち込みが東京、大阪など他の地区と比べ非常に大きかった。地域の特殊性によるもので、中部地区は自動車関連産業の比重が高い。自動車、工作機械関連で全産業の75%前後に達していると思う。

昨年は工作機械が立ち上がってきたが、それでもリーマンショック以前と比べ45%から50%の水準である。

そうした中で、当社は基本テーマ「まじめを徹底しよう」、行動テーマ「お役に立つ仕事をしよう」を掲げ、社員が頑張って営業した結果、昨年11月期は、お陰様で売り上げ、利益とも増やすことができた。

今年11月期は売り上げ15%増を目標に取り組み、ピーク時の業績に戻したい。

今期は、基本テーマ「信頼される」、行動テーマ「喜んでもらう」を掲げて臨んでいる。私共の商いは、1回で終わらず、継続しないといけない。そのために社員は、お客様に喜んでもらえるよう日々向上に努め、お客様に接していくことが大切である。

お客様から支えていただいているお礼として毎年、新年落語会・食事会を催しているが、今年も1月8日にお客様をご招待し、ウェスティング名古屋キャッスルホテルで三遊亭歌之介師匠の独演会を楽しんでいただいた。

今年は、計測制御関連の販売に力を入れたい。オートメーションに対し計測制御の視点から取り組んでいきたい。関連する安全、画像処理、レーザー計測、通信技術を採り込んで販売する。当社社員は8割が理工系であるが、ますます技術力が求められるなかで、さらにレベルアップを目指す。

また、春日電子、中西電工、中西音精、ナカネット誠和の子会社と連携して、多様なお客様のご要望に応えたい。

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